2012年9月25日火曜日

高速道路大渋滞の原因が分かった

 9月9日、重陽の節句の日の出来事です。その日は、前日から長野に泊まって、厚木の家に帰ろうとしていました。出発して中央道に乗って軽快に走行していました。ところが、途中から中央道の大渋滞に嵌まりました。なんと調べると、休日の夕方は恒例の渋滞だということが分かりました。でも、実質的に始めての経験でした。たまたま時間帯とか曜日が合わなかっただけなのですね。でも、こういう確実に発生する渋滞があるなんて、信じ難いと思います。
 後日調べたことも交えて、渋滞の原因が分かったので、報告します。また、道路公団を含めて、渋滞原因の理解に大きな誤解があることもはっきりしました。このことは、別途コラムでも作って報告したいと思います。とりあえず、サワリだけ。
 始めに、笹子トンネルの手前の渋滞です。笹子トンネルの手前は上り坂で登坂車線があります。私は、直前で追い越しを掛けていたので、追い越し車線、つまり一番右側を走っているところで渋滞に嵌まりました。ところが、殆ど止まっている中、一番左の登坂車線は、どんどんと流れていきます。これでは渋滞が悪化するはずです。
 登坂車線を走った自動車は、登坂車線が終わった所で、必ず本線に戻ってきます。ここでの合流は必ず渋滞を作ります。しかも、登坂車線を正当に登ったトラックなら分かります。本来、走行していけない一般車両が登坂車線から割り込んでくるわけです。本線側の運転手の気持ちはよく分かります。渋滞が悪化することは必須です。
 そうやって、やっと笹子トンネルを過ぎると、左側の路肩で、パトカーと取締りを受けた自動車が止まっていました。唖然です。要するに、笹子トンネルで違反した車両を停車させるためにパトカーが回転灯を点して随行した。その間、周りの自動車はスピードを落として渋滞が始まった。さらに、上記の登坂車線の原理で更なる渋滞が始まったという仕組みです。驚くべき事態です。
 でも、そこからが大変です。談合坂SAの手前から、小仏トンネルまでが大渋滞というのです。私は、上野原ICで降りました。でも、上野原ICからの国道20号線も大渋滞でした。少し戻って山道を抜けての帰宅路で何とか遅くならずに帰れました。でも、高速の大渋滞の原因に尚更の驚きです。
 一般的な原因解析の結果を先に報告します。元々、渋滞の原因だった大月JCTからの合流の対策として、大月JCTから上野原ICまでの間を片側3車線にしたそうです。だから、上野原ICで3車線が2車線に減るので、混めば渋滞のなるのだそうです。一方、小仏トンネル手前の渋滞原因は、トンネル手前から始まる急な上り坂が原因だというのです。つまり、急な上り坂で自然と速度が落ちる、また、大型トラックなどがスピードが出ない。そういうことが原因で渋滞になっているというのです。いままで、走ったことが無かったので、知りませんでした。
 この小仏トンネルの手前も上り坂なので、登坂車線があるとのことです。そして、慢性的な渋滞の対策に工夫しているとのことでした。一時期、登坂車線を変則的な三車線道路としたり、いろいろと実験を実施していた様です。でも、そもそもの原因が理解されていないので、上手く行く訳がありません。
 長野から東京に向かう上り車線では、小仏トンネルはまだ上り坂の最中です。つまり、登坂車線が終わるのは急な上り坂の途中なのです。そこに登坂車線が出来ると、軽快に走っていた走行車線の自動車も登坂車線から入る自動車の為に減速します。だから、自然の減速による渋滞よりも渋滞を起こしやすいのです。つまり、弊害にしかならない登坂車線があるという訳です。 どんなに工夫しても登坂車線がある限り、小仏トンネルの渋滞は無くなりません。 そんな簡単なことも分からないのですね。
 ネットで検索すると小仏トンネル大渋滞の事を書いているサイトは山の様にありました。しかし、どこも、道路公団が発表している原因を疑っていないから、的を外しています。よく考えて掲載しましょう。(アレッ、話題が変ってしまった!!)

 この記事は、稜山泊フォーラムの中に掲載しているブログの9月9日の記事です。これから、ブログを稜山泊フォーラムからこちらに変更しようと考えています。手始めに、同じ記事を掲載します。

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