2015年4月9日木曜日

また安倍首相の問題発言「粛々」

本日のニュース記事に『安倍首相も「粛々」使わず=「上から目線」批判に配慮―辺野古移設』という記事が出ていました。
 日本語を知らない国政の長がまた面白い発言をしているというニュースです。事の発端は、沖縄の米軍移転の問題に、翁長雄志知事の会見申し入れを無視し続け、拗れた後に菅官房長官に「粛々と続ける」発言させた言葉でした。「知事が何と言おうと基地移転の作業は続ける」という意味で使った言葉だったのです。
 この記事では、維新の党の儀間光男氏が「粛々には『雑音に耳を貸すことなく』という意味がある」と言ったそうだ。念の為に、ネット辞書で「粛々」を調べると次の様に解説されている。
・ひっそりと静まっているさま。
・おごそかなさま。厳粛なさま。
・つつしみうやまうさま。
 どこにも「雑音に耳を貸す事なく」という意味は無い。さらに念の為に、「粛々 雑音 耳を貸す」でネット検索をしてみても件のニュース記事意外には出てきません。
 日本語を知らない国会議員ばかりだという事は置いておいても、安倍氏の発言は子供だましにしてもあまりにも酷すぎる。このタイミングでは、「翁長知事の発言を無視しない」とか「沖縄県の話も聞く」と言わなければならない。それなのに、意味不明の「粛々という言葉は使わない」と言ったのです。普通に日本語の使い方を理解すれば、まったくの方便だいうことは、一目で分かります。あまりにも国民を馬鹿にしている。
 一番不思議なのは、日本のマスコミがこの事に一切触れていないことです。沖縄県の意見に耳を傾けない、翁長知事を無視し続ける事をこうやって宣言したことに対してです。マスコミにも、既にこういった日本語の使い方を知らない人種で占められたというのでしょうか。空恐ろしいことです。
 私自身は、安倍総理もそれなりに頑張っているとは評価したい。しかし、発言の一つ一つを捉えるとあまりにも難しい。人として評価できる人間なのだろうか。
 先日も国会で自衛隊の事を「我が軍」と言ってしまった。議会が紛糾することは分かりきっているのに敢えて発言した訳だ。米国も批判した靖国神社参拝、タイミングが悪すぎた中東でのスピーチ。上げれば切がない。万が一にも、話題づくりだったと言い訳されたとしても、場を弁えない発言には成人としての能力も感じられません。子供と一緒です。そう思いませんか。

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