2017年10月26日木曜日

また勘違いの自動運転車が開発されている

 みちびき(準天頂衛星システム)とは、準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システムのこと。内閣府のサイトで説明されている内容。GPSの精度が上がるというので、その活用がいろいろと実験されている様です。
 その中で、『自動運転、障害物すり抜けた 衛星「みちびき」活用』というニュース記事を見付けました。三菱自動車ではなく、三菱電機がこの高精度の「みちびき」を活用するというニュースです。実験車「xAUTO(エックスオート)」で自動運転の精度を上げて、障害物を避けたというのです。
 この仕組みは、普通のGPSの測定誤差が10m程度に対して、みちびきの測定誤差は6~12cmという精度から来ています。100倍も精度が違うというのです。確かに凄い事なのですが、この開発には大きな間違いがあります。気付いていないのか、取り敢えずは無視しているのか。
 仕組みをもう少し詳しく説明します。この自動運転は、GPSの精度を上げて障害物を避ける。つまり、地図上に記載された障害物を避けるという仕組みなのです。だから、分かっている障害物は避けることができます。しかし、分かっていない障害物を避けることはできないのです。
 つい最近、高速道路上の落下物であるタイヤに自動車が乗り上げたり、避けたりして悲惨な死亡事故が発生したばかりです。こういう事故が防げない自動運転技術の何処にメリットが存在するのでしょうか。
 技術論としては、とても良いものだと思います。もっと違う方向の活用を考えて欲しいと思います。今回の発表は、危険な道具、多分走る凶器となる自動車の発表です。

2017年10月24日火曜日

自動運転車より良い話


 ドラえもんのほんやくコンニャクが、いよいよ実現か。自動通訳機械が話題となっています。例えば、「通訳はメカにお任せ 富士通やNEC、TOEIC800点級」の記事。
 TOEICは、満点が990点です。600点を超えたら履歴書に記載できるとの解説もありました。そのTOEICを800点超えるということは、相当な事だいうことが分かります。
 しかし、翻訳機能を持つマシーンがTOEIC800点ということに少し違和感を覚えました。そこでネットで検索すると分かり易い解説がありました。その記事は、今から1年半前にドコモ東京オリンピックに向けて自動翻訳機能の能力でTOEIC800点を目指すと発表した記事に対する評価の内容でした。
 超要約すると、こうなります。まず、TOEICは、語彙力と直訳能力を評価するもの。ある程度の場面の理解力は必要ですが。それに対して、翻訳は、場面場面で生じる事情の理解が求められてきます。専門分野の語彙や言い回しも必要です。その記事では、「自動翻訳機の事をTOEICで評価すること」を「サッカー選手を持久力で評価する」のと同じという言い方をしていました。
 その方の調査では、「自動翻訳機の事をTOEICで評価すること」のメリットを主張する方が、「利用者に直観的に分からせる」と言っていることに反論していました。要するに、正しい評価をしていないのに、直観的にだろうが分かり易いと誤解をされることは混乱の元だということです。
 私は、さらに言いたい。「購入希望者に分かり易いと誤解させて、売り易くするメリット」がメーカー側に有ると。調べた記事では、正しい評価方法の提案をされていましたが、メーカーや業界は、早く評価方法を整備して、正しく宣伝をして欲しいものですね。
 それにしても思い出されます。将棋連盟のサイトをGooleで翻訳して掲載。その結果、加藤一二三さんのお名前が"Kato, one hundred twenty-three"と訳されたこと。自動翻訳って本当に面白いですね。

2017年10月20日金曜日

高速道路の追い越し車線ばかり走る車

 高速道路だけではありませんが、追越車線ばかり走っている車をよく見かけます。写真の様に、回りに殆ど車が居ない2車線の高速道路で右側の車線を走り続けています。
一方、また悲しい事故がまた起きました。高速道路の事故で路肩に避難していた母親と大学生の娘さんが被害者となりました。高速道路の車線に落ちていたタイヤに乗り上げて事故となった。路肩に行って退避した後、110番通報をしていた。ところが、後続のトレーラーがタイヤを避けようとして横転。退避していた母娘を直撃したという悲惨な事故です。
 写真は、朝日新聞社のニュース記事で「路肩に避難中の女性2人、後続トレーラーにはねられ死亡」というタイトルでした。

 ここから書くことは、被害者の非を洗い出そうという積りは毛頭ありませんが。この記事を見て、或ることに気付きました。この母娘が乗った乗用車は、特に必要も無いのに追い越し車線を走っていた様です。追い越す車が居たら巻き添えとなっていたでしょう。事故の後、容易に路肩に移っているので、道は空いていたのでしょう。
 この母娘が乗った乗用車が走行車線を走っていたら、この事故には合わなかったはずです。その事について、記事では全く触れられていません。また、路肩に退避する時に、さらなる注意事項が必要な事にも触れていません。事故が起きると「路肩の外に退避しなさい」と指示があるはずです。しかも、今回の事故では、「可能な限り高速道路から離れなさい」と続く必要が分かってきました。
 追い越し車線を走り続けることは道路交通法に違反なので、どこかで警察に捕まるかもしれません。しかし、こういう事故に遭うと、違反どころの被害ですみません。気を付けましょう。そして、路肩の外への退避もしっかりと理解する必要があります。

2017年10月9日月曜日

電車運転手の居眠りと自動運転自動車の問題

京急特急の運転手が居眠りをしていた。そして、その事をメールで知った京急がその運転手を処分したというニュースが流れていました。31歳男性というのですから、生活の乱れが原因でしょうか。
 このニュースを見て、自動運転自動車の心配がまた増えました。と感じませんか。

 電車は、軌道上を走りますので、左右の操作は殆どありません。また、過去の事故を元に、止まるべき所に近付くと、だまっていても止まる機能も付いています。だから、最近流行の自動運転自動車と同じような乗り物なのです。そうして、こうやって居眠りをしても事故が起こらない
 自動運転の自動車を製造しているメーカーは、必ず運転手はハンドルを握らないといけないと言っています。しかし、居眠りはいけないとは、どのメーカーも言っていません
 自明の事ではあるのですが、その点が自動運転自動車の怖い所なのです。誰もが運転する様になったら、上記の電車の運転手と同じ様な事をする人が出てきます。そういう事故が起きて人的被害が出たら、誰が責任取るのでしょうか?こういう分かり切った問題を無視する、メーカー、行政、国民?

2017年10月3日火曜日

契約解除の給食は不味いの?

学校の給食に虫が入ったり、不味くて食べれないということが社会問題となっています。そういう中、『「まずい給食」業者との契約、満了前に解除へ』というニュースが流れました。
 今回は、神奈川県の大磯町立中学校で製造業者との契約を解除する方向で具体的な検討に入った報じられています。不思議な感じがします。1年以上前から子供が虫を食べさせられていたのに、何でこんなに時間が掛かっているのでしょうか。
契約解除が可能かどうかなんて、考えなくても明らかです。契約の仕様書に書いていないとしても、給食に虫が入っていれば、どんなにあがいても、瑕疵は明らかです。何を躊躇しているのでしょうか。それこそ、呆れる話です。
  その中で、細かい話だとは思いますが気になりました。この記事のタイトルを見てください。「不味い」、エッと感じませんか。不味くて、虫が入った給食を「不味い」と言いますか。虫の混入と不味いは、どちらが問題ですか。虫は病気を媒介する可能性すらあります。勿論、不味さの原因にもなり得るでしょう。
 この様に、自治体、教育委員会、学校、さらにマスコミまでどうかしています。感性の無さというか、鈍感さというか。みなさんも気を付けましょう。
 そして、早く解決する事を祈っています。

安倍晋三氏が亡くなった本当の理由

 選挙応援で奈良市で演説中の 安倍晋三 氏が暴漢の銃撃に倒れて亡くなりました。 ご冥福をお祈り致します 。私自身は、安倍氏を応援してはいませんが、立派な政治家であったと思います。 (NHKの報道です)  今回の事件で、 救助の方法と報道 に相当な違和感を覚えました。犯人がどうのこ...